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珪藻綱
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ビドゥルフィア亜綱
　トリケラチウム目
　　トリケラチウム科
　　・トリケラチウム属
　　・アウリスクス属
　　・プレウロシラ属
　　ユーポディスクス科
　　・オドンテラ属
　　・トリエレス属
　　プラジオグランマ科
　　・プラジオグランマ属
　ビドゥルフィア目
　　ビドゥルフィア科
　　・ビドゥルフィア属
　　　01(B. biddulphiana)
　　　02(B. tuomeyii)
　　・ヒドロセラ属
　　　01(H. whampoensis)
　　・イストミア属
　　　01(Isthimia sp.)
　　・トリゴニウム属
　　　01(Trigonium sp.)
　　　02(Trigonium sp.)
　ヘミアウルス目
　　ヘミアウルス科
　　・ユーカンピア属
　　・ヘミアウルス属

　タラシオシラ亜綱
　コシノディスクス亜綱
　リソデスミウム亜綱
　キマトシラ亜綱
　リゾソレニア亜綱
　キートケロス亜綱
　フラジラリア亜綱
　ユーノティア亜綱
　バシラリア亜綱
　珪藻綱不明分類群

　ヒドロセラ属 01-05 (Hydrosera whampoensis (Schwarz) Deby)

　殻長；71.6μm
　殻高；105.2μm
　特徴；殻帯面は四角形で、高さ方向に軸を持つうねりが存在する。
　　殻蓋の胞紋は配列に目立った規則性を持たない。
　　殻には小孔が密集する小孔域が存在する（691aの右上の殻端と691cの
　　左上の殻端）
　　光学顕微鏡下では帯に胞紋は認められない。
　　これらは渡辺（2005）のHydrosera whampoensisの特徴と一致する。
　・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×500　
　・スケールバーは50μm

　ヒドロセラ属 01-02 (Hydrosera whampoensis (Schwarz) Deby)

　殻長；73.8-74.4μm
　胞紋密度；4-6/10μm
　小孔密度（小孔域）；21.5-23/10μm
　特徴；殻面は三角形で、各辺中央付近に外側に大きく突出する突出部が存在
　　し、突出部末端は丸みを帯びる。
　　胞紋は大きさはやや不均質で、その配列には決まった規則性を持たない。
　　三角形各辺中央の突出部先端には小孔が密集する小孔域が存在する。
　　殻面と突出部の境界には擬隔壁が存在する。
　　殻面には1つの唇状突起が存在する。
　　これらは渡辺（2005）のHydrosera whampoensisの特徴と一致する。
　・採取地；和歌山県北部紀ノ川
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　ヒドロセラ属 01-04 (Hydrosera whampoensis (Schwarz) Deby)

　殻長；76.9-79.5μm
　胞紋密度；5-6/10μm
　小孔密度（小孔域）；20-24.5/10μm
　特徴；殻面は三角形で、各辺中央付近に外側に大きく突出する突出部が存
　　在し、突出部末端は丸みを帯びる。
　　胞紋は大きさはやや不均質で、その配列には決まった規則性を持たない
　　（1611b）。
　　三角形各辺中央の突出部先端には小孔が密集する小孔域が存在する
　　（1611b）。
　　殻面と突出部の境界には擬隔壁が存在する（1661a）。
　　殻面には1つの明瞭な唇状突起が存在し、殻内側開口部は短い線状で、
　　若干湾曲する（1611a・b）。
　　これらは渡辺（2005）のHydrosera whampoensisの特徴と一致する。
　・採取地；茨城県中部涸沼（汽水）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

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　 このページでは、ビドゥルフィア亜綱(Biddulphiophycidae) ビドゥルフィア目(Biddulphiales) ビドゥルフィア科
　(Biddulphiaceae) ヒドロセラ属(Hydrosera)の画像を紹介します。
　 ヒドロセラ属は海生の付着性珪藻で、一般的に河口で見られますが、河川の上流にも進出し、淡水域でも
　見られます。
　ヒドロセラ属の殻面観は三角形で、各辺中央には大きな突出部が存在し、その先端には小孔域が存在し
　ます。殻帯面は四角形です。
　＊ヒドロセラ属は個別のページはありません。

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参考文献；
　・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
　・渡辺仁治, 2005. 淡水珪藻生態図鑑, 内田老鶴圃.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作者：NaCl & Au

　ヒドロセラ属 01-01 (Hydrosera whampoensis (Schwarz) Deby)

　殻長；70.8-71.2μm
　胞紋密度；4.5-7/10μm
　小孔密度（小孔域）；20.5-22/10μm
　特徴；殻面は三角形で、各辺中央付近に外側に大きく突出する突出部が
　　存在し、突出部末端は丸みを帯びる。
　　胞紋は大きさはやや不均質で、その配列には決まった規則性を持たない。
　　三角形各辺中央の突出部先端には小孔が密集す
　　る小孔域が存在し、小孔は平行に配列する。
　　殻面と突出部の境界には擬隔壁が存在する。
　　殻面内側には1つの唇状突起が存在する（521a矢印・521b）。
　　これらは渡辺（2005）のHydrosera whampoensisの特徴と一致する。
　・採取地；京都府南部木津川
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　ヒドロセラ属 01-03 (Hydrosera whampoensis (Schwarz) Deby)

　殻長；50.9μm<
　殻高；79.3μm
　特徴；殻帯面は四角形で、高さ方向に軸を持つうねりが存在する。
　　殻蓋の胞紋は配列に目立った規則性を持たない。
　　殻には小孔が密集する小孔域が存在する（351殻左の殻端付近）。
　　光学顕微鏡下では帯に胞紋は認められない。
　　これらは渡辺（2005）のHydrosera whampoensisの特徴と一致する。
　・採取地；和歌山県北部紀ノ川
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

ページ作成および更新情報
　作成日：2017.09.30
　最終更新：2017.09.30