コシノディスクス亜綱(Coscinodiscophycidae) アステロランプラ目(Asterolamprales) アステロランプラ科
(Asterolampraceae) アステロムファラス属(Asteromphalus) A. heptactisを掲載します。
この分類群は主に以下の特徴を持ちます。
・殻面はほとんど円形で、中心域から殻縁に向かって肋が放散状に並ぶ。
・放散状の肋のうち1本は幅が狭く、この幅の狭い肋を除いたすべての肋は弧状に曲がる。
・中心域で幅の狭い肋はほかのすべての肋と接する。
・中心域での隣り合う肋同士の境界はジグザグである。
以上の特徴はTomas(1997)のAsteromphalus heptactisとほぼ一致します。
この分類群は海域（瀬戸内海（大阪府南部））で認められました。
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＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・Tomas, C. R.,1997. Identifying marine phytoplankton, Academic Press.
製作者：NaCl & Au
アステロムファラス属 02-03
(Asteromphalus heptactis (Brebisson) Ralfs)
殻径；長軸52μm，短軸49.5μm
胞紋密度；6.5-7.5/10μm
特徴；放散肋は7本で、うち1本は他と比べて幅が狭い。
幅の狭い肋は中心域で他の肋全てと接し、肋同士
の接線はジグザグで、部分的に二股となる場合があ
る（下の写真）。
放散肋は1本の幅の狭い肋を除いてはおおむね幅
は同じで、これらの肋は弧状に緩やかに湾曲する。
全ての放散肋の殻周縁側端部は丸みを帯び、末端
には1つの孔が存在する。
胞紋は放散肋に平行に配列する。
中心域は幅の狭い肋とは反対側に片寄って存在する。
1組2枚の殻の構造は30度ほど傾く。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
アステロムファラス属 02-02
(Asteromphalus heptactis (Brebisson) Ralfs)
殻径；長軸52.7μm，短軸52.2μm
胞紋密度；6.5-7.5/10μm
特徴；放散肋は7本で、うち1本は他と比べて幅が狭い。
幅の狭い肋は中心域で他の肋全てと接し、肋同士
の接線はジグザグで、部分的に二股となる場合があ
る。
放散肋は1本の幅の狭い肋を除いてはおおむね幅
は同じで、これらの肋は弧状に緩やかに湾曲する。
全ての放散肋の殻周縁側端部は丸みを帯び、末端
には1つの孔が存在する。
胞紋は放散肋に平行に配列する。
中心域は幅の狭い肋とは反対側に片寄って存在する。
1組2枚の殻の構造は30度ほど傾く。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
アステロムファラス属 02-01
(Asteromphalus heptactis (Brebisson) Ralfs)
殻径；長軸47μm，短軸44.5μm
胞紋密度；6.5-8/10μm
特徴；放散肋は7本で、うち1本は他と比べて幅が狭い。
幅の狭い肋は中心域で他の肋全てと接し、肋同士
の接線はジグザグで、部分的に二股となる場合があ
る（下の写真）。
放散肋は1本の幅の狭い肋を除いてはおおむね幅
は同じで、これらの肋は弧状に緩やかに湾曲する。
全ての放散肋の殻周縁側端部は丸みを帯び、末端
には1つの孔が存在する。
胞紋は放散肋に平行に配列する。
中心域は幅の狭い肋とは反対側に片寄って存在する。
1組2枚の殻の構造は30度ほど傾く。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
アステロムファラス属02
Asteromphalus heptactis
