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＊この分類群はRound et al.(1990)のOdontella属と特徴が一致します。
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Ashworth, M. P., Nakov, T. and Theriot, E. C., 2013. Revisiting Ross and
Sims(1971) :
Toward a molecular phylogeny of the Biddulphiaceae and Eupodiscaceae
(Bacillariophyceae)., Journal of Phycology 49(6): 1207-1222.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
オドンテラ属03
Odontella sp.
ビドゥルフィア亜綱(Biddulphiophycidae) トリケラチウム目(Triceratiales) ユーポディスクス科
(Eupodiscaceae)オドンテラ属(Odontella)のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻帯面全体の形は四角形で、殻面中央に隆起部は無く、、両殻端には頭状の隆起部が存在する。
・殻中央の隆起部には突起は認められない。
・殻の胞紋は多角形で大きく、帯の胞紋は小さく円形である。
・殻と帯の境界にはくびれが存在する。
この分類群は瀬戸内海で見られました。
オドンテラ属 03-01 (Odontella sp.)
殻長；51μm
殻高（殻全体）；80.8μm<
胞紋密度；殻3.5/10μm
帯5.5-6.5/10μm
特徴；殻帯面は四角形で殻と帯の境界は括れる。
殻面の殻両端は頭状に隆起し、殻面に対して外側
上方に伸びる。
殻端の隆起部の先端は光学顕微鏡下では無紋に
見え、かつ胞紋域との境界は明瞭である。
殻の胞紋大きく多角形で、胞紋内には小孔が存在
する。これは篩盤である。
帯の胞紋はでは高さ方向と横方向に胞紋列を作る。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×500
・スケールバーは50μm
オドンテラ属 03-02 (Odontella sp.)
殻長；70.9μm（帯長；73.5μm）
殻高（殻全体）；38.5μm<
胞紋密度；殻4-4.5/10μm
帯6.5-7.5/10μm
特徴；殻帯面は四角形で殻と帯の境界は括れる。
殻面の殻両端は頭状に隆起し、殻面に対して外側
上方に伸びる。
殻端の隆起部先端の頭状部は光学顕微鏡下では
無紋に見え、かつ胞紋域との境界は明瞭であるこ
とから、この部分は眼点と考えられる。
殻の胞紋大きく多角形で、胞紋内には小孔が存在
する。これは篩盤である。
帯の胞紋はでは高さ方向と横方向に胞紋列を作る。
・採取地；兵庫南部須磨海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
