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  ・リクモフォラ属
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   01(T.nitzschioides)
   02(T.pseudonitzschioides)
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ページ作成および更新情報
 作成日:2017.09.30
 
最終更新:2017.09.30 
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タラシオネマ属
  Thalassionema

  タラシオネマ属は海域に普通に見られる浮遊性珪藻で、隣り合う個体は殻端同士で粘液物質により
 連結し、星形やジグザグや扇形の群体を形成します。
 タラシオネマ属の殻面は線形で、両殻端は同形の場合と異なる形態である場合があります。
 条線は短く殻縁に沿って配列し、殻端にも存在します。
 タラシオネマ属は新第三紀以降の海生層からもよく産出します。
 タラシオネマ属の画像は、本頁以外に化石のページにもあります。

 タラシオネマ属 01
 (Thalassionema nitzschioides (Grunow) Mereschkowsky)
 特徴;殻面は線形または細長い披針形で、両殻端は
  同じ形である。
  条線は短く、殻端にも存在し、その密度は比較的粗い。
  軸域は幅が広く平坦である。
  海岸域で認められた。
 ・スケールバーは10μm
Thalassionema nitzschioides
 タラシオネマ属 02-01
 (Thalassionema pseudonitzschioides (Schuette&Schrader) Hasle)
 (個別のページはありません)
 殻長;42.0μm
 殻幅;4.4μm
 条線密度;10-10.5/10μm
 特徴;殻面は細長い披針形で、上下非対称である。
  殻端は片側は広円形、もう一方の殻端は先細りす
  る楔形である。
  条線は短く、殻周縁に沿って配列し、殻端にも存在
  する。
  軸域は広く、平坦で無紋である。
  これらの特徴はTomas(1997)に記載されている
  Thalassionema pseudonitzschioidesと 一致する。
  T. nitzschioidesとは殻端が上下非対称であること
  から区別が可能で、T.frauenfeldiiとは条線密度の
  違いと条線の長さで区別が可能である。
 ・採取地;茨城県北部平磯(太平洋)
 ・封入剤;カナダバルサム
 ・撮影倍率;×1000 
 ・スケールバーは10μm
Thalassionema pseudonitzschioides
Thalassionema frauenfeldii
 タラシオネマ属 03 (Thalassionema frauenfeldii (Grunow) Hallegraeff)
 特徴;殻面は非常に長い線形で、両殻端の形は異なる。
  殻面中心付近は中心に向って緩やかに幅が広がる。
  条線は非常に短く、殻端にも存在し、その密度は粗い。
  海岸域で見られた。
 ・スケールバーは10μm
 *分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
  ご了承ください。
参考文献;
 ・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
 ・Tomas, C. R.,1997. Identifying marine phytoplankton, Academic Press.


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