アクチノキクルス属04

ねこのしっぽトップページ

 化石珪藻トップページ

 珪藻綱
　（現生珪藻トップページ）

＊以下のページは現生珪
藻のページのリンクです。
化石珪藻の各ページは上
記の「化石珪藻トップペー
ジ」からお入りください。

コシノディスクス亜綱
　クリサンテモディスクス目
　　クリサンテモディスクス科
　　・クリサンテモディスクス属
　メロシラ目
　　メロシラ科
　　・メロシラ属
　　ステファノピキシス科
　　・ステファノピキシス属
　　ヒアロディスクス科
　　・ヒアロディスクス属
　　ヒアロディスクス科
　　　不明分類群
　パラリア目
　　パラリア科
　　・パラリア属
　アウラコセイラ目
　　アウラコセイラ科
　　・アウラコセイラ属
　オルトセイラ目
　　オルトセイラ科
　　・オルトセイラ属
　コシノディスクス目
　　コシノディスクス科
　　・コシノディスクス属
　　ヘミディスクス科
　　・アクチノキクルス属
　　　珪藻統合01(A.ingens)
　　　02(Actinocyclus sp.)
　　　03(Actinocyclus sp.)
　　　04(Actinocyclus sp.)
　　　05(Actinocyclus sp.)
　　　06(Actinocyclus sp.)
　　　07(Actinocyclus sp.)
　　　08(Actinocyclus sp.)
　　・アツペイティア属
　　　珪藻統合01(A.nodulifera)
　　ヘリオペルツス科
　　・アクチノプチクス属
　アステロランプラ目
　　アステロランプラ科
　　・アステロムファラス属
　アラクノイディスクス目
　　アラクノイディスクス科
　　・アラクノイディスクス属

　タラシオシラ亜綱
　ビドゥルフィア亜綱
　リソデスミウム亜綱
　キマトシラ亜綱
　リゾソレニア亜綱
　キートケロス亜綱
　フラジラリア亜綱
　ユーノティア亜綱
　バシラリア亜綱
　珪藻綱不明分類群

　コシノディスクス亜綱(Coscinodisophycidae) コシノディスクス目(Coscinodiscales) ヘミディスクス科
　(Hemidiscaceae) アクチノキクルス属(Actinocyclus)のうち、主に以下の特徴を持つも分類群を掲載します。
　・殻面は円形で、殻周縁は丸みを帯び、殻面と殻蓋の境界は不明瞭である。
　・胞紋は胞紋列を作り、束状かつ放散状に配列する。
　・殻面には断続的な無紋域の列が複数列存在し、放散状に配列する。
　・擬結節は大きく明瞭な円形の沈降部とその周囲を囲む無紋域からなる。
　・中心域は環状の無紋域とその中の複数の胞紋からなる場合と、無紋である場合とがある。
　これらの分類群は海域（太平洋（茨城県北部））で認められました。

　アクチノキクルス属 04-01
　(Actinocyclus sp.)

　殻径；61.1μm
　胞紋列密度；9/10μm
　胞紋密度；7.5-8.5/10μm
　　　殻周縁：13.5-15.5/10μm
　周縁部唇状突起間距離；14.7-16.5μm
　特徴；殻面の胞紋は束状かつ放散状に、殻蓋の胞紋
　　は2斜方向に直線的に配列する（下の写真）。
　　殻面と殻蓋の胞紋の大きさは漸移的に変化する。
　　殻面の胞紋列間には断続的な無紋域の列が複数
　　カ所で認められ、これらは放散状に配列する（上の
　　写真）。
　　隣り合う無紋域列の間隔は長短交互である。
　　間隔の短い2本の無紋域列の間には1列の胞紋列が
　　存在し、その胞紋列の殻周縁側端部には唇状突起
　　が存在する（下の写真）。
　　殻中心は無紋である（上の写真）。
　　殻面と殻蓋の境界付近には1個の大きい擬結節が
　　存在する（下の写真）。
　　擬結節は大きな円形のくぼみとその周囲を囲む幅
　　が不均質な無紋域からなり、眼点のように見える。
　・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　アクチノキクルス属 04-02
　(Actinocyclus sp.)

　殻径；98.1μm
　胞紋列密度；9-9.5/10μm
　胞紋密度；7-8.5/10μm
　　　殻周縁：13-15/10μm
　周縁部唇状突起間距離；15.3-19.6μm
　特徴；殻面の胞紋は束状かつ放散状に、殻蓋の胞紋
　　は2斜方向に直線的に配列する。
　　殻面と殻蓋の胞紋の大きさは漸移的に変化する。
　　殻面の胞紋列間には断続的な無紋域列が複数
　　カ所で認められ、これらは放散状に配列する（上の
　　写真）。
　　隣り合う無紋域列の間隔は長短交互である。
　　間隔の短い2本の無紋域列の間には1列の胞紋列が
　　存在し、その胞紋列の殻周縁側端部には唇状突起
　　が存在する（上の写真）。
　　殻中心には環状の無紋と複数の胞紋が存在する。
　　殻面と殻蓋の境界付近には1個の大きい擬結節が
　　存在する（下の写真）。
　　擬結節は大きな円形のくぼみとその周囲を囲む幅
　　が不均質な無紋域からなり、眼点のように見える。
　・採取地；茨城県北部平磯（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×500（上の写真）、×1000（下の写真）　
　・スケールバーは白抜き線は50μm、黒線は10μm