アクチノキクルス属07

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 珪藻綱
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コシノディスクス亜綱
　クリサンテモディスクス目
　　クリサンテモディスクス科
　　・クリサンテモディスクス属
　メロシラ目
　　メロシラ科
　　・メロシラ属
　　ステファノピキシス科
　　・ステファノピキシス属
　　ヒアロディスクス科
　　・ヒアロディスクス属
　　ヒアロディスクス科
　　　不明分類群
　パラリア目
　　パラリア科
　　・パラリア属
　アウラコセイラ目
　　アウラコセイラ科
　　・アウラコセイラ属
　オルトセイラ目
　　オルトセイラ科
　　・オルトセイラ属
　コシノディスクス目
　　コシノディスクス科
　　・コシノディスクス属
　　ヘミディスクス科
　　・アクチノキクルス属
　　　珪藻統合01(A.ingens)
　　　02(Actinocyclus sp.)
　　　03(Actinocyclus sp.)
　　　04(Actinocyclus sp.)
　　　05(Actinocyclus sp.)
　　　06(Actinocyclus sp.)
　　　07(Actinocyclus sp.)
　　　08(Actinocyclus sp.)
　　・アツペイティア属
　　　珪藻統合01(A.nodulifera)
　　ヘリオペルツス科
　　・アクチノプチクス属
　アステロランプラ目
　　アステロランプラ科
　　・アステロムファラス属
　アラクノイディスクス目
　　アラクノイディスクス科
　　・アラクノイディスクス属

　タラシオシラ亜綱
　ビドゥルフィア亜綱
　リソデスミウム亜綱
　キマトシラ亜綱
　リゾソレニア亜綱
　キートケロス亜綱
　フラジラリア亜綱
　ユーノティア亜綱
　バシラリア亜綱
　珪藻綱不明分類群

　アクチノキクルス属 07-02
　(Actinocyclus sp.)

　殻径；54.6μm
　胞紋列密度；9.5-11/10μm
　胞紋密度；7.5-10.5/10μm
　　　殻周縁部：13.5-16/10μm
　周縁部唇状突起間距離；12-13μm
　特徴；殻面は若干同心円状にうねる。
　　胞紋は束状かつ放散状に配列する（下の写真）。
　　胞紋密度は殻周縁部で徐々に細かくなる。
　　擬結節（pseudonodulus）は小孔の集合体からなり、
　　殻面と殻蓋の境界付近に認められる（下の写真の
　　矢印）。
　　殻周縁にはほぼ等間隔で唇状突起が環状に配列
　　する（上の写真）。
　　殻中心は小さな無紋域があり、中には数個の胞紋
　　が存在する。
　・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　アクチノキクルス属 07-01
　(Actinocyclus sp.)

　殻径；42.1μm
　胞紋列密度；9.5-10/10μm
　胞紋密度；5-9.5/10μm
　　　殻周縁部：13.5-16/10μm
　周縁部唇状突起間距離；11.2-15.9μm
　特徴；殻面は若干同心円状にうねる。
　　胞紋は束状かつ放散状に配列する。
　　胞紋密度は殻周縁部で徐々に細かくなる。
　　擬結節（pseudonodulus）は小孔の集合体からなり、
　　殻面と殻蓋の境界付近に認められる（上の写真の
　　矢印）。
　　殻周縁にはおおむね等間隔で唇状突起が環状に
　　配列する（下の写真）。
　　殻中心はほとんど無紋域で、胞紋が1個存在する。
　・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　コシノディスクス亜綱(Coscinodisophycidae) コシノディスクス目(Coscinodiscales) ヘミディスクス科
　(Hemidiscaceae) アクチノキクルス属(Actinocyclus)のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
　・殻面は円形で多少同心円状に波打つ。
　・殻縁は丸みを帯び、殻面と殻蓋の境界は不明瞭である。
　・殻面の胞紋は束状かつ放散状に配列する。
　・擬結節は殻面より沈降し、複数の小孔密集する。
　これらの分類群は海域（太平洋（茨城県北部）と瀬戸内海（大阪府南部））で認められました。

　アクチノキクルス属 07-04
　(Actinocyclus sp.)

　殻径；84.3μm
　胞紋列密度；9.5-10/10μm
　胞紋密度；8-12/10μm
　　　殻周縁部：13-14/10μm
　周縁部唇状突起間距離；9.1-15μm
　特徴；殻面は同心円状にうねる。
　　胞紋は束状かつ放散状に配列し、殻中心に近づく
　　につれて殻中心を中心とした同心円状の配列も認
　　められる（上の写真）。
　　胞紋密度は殻周縁部で徐々に細かくなる。
　　擬結節（pseudonodulus）は小孔の集合体からなり、
　　殻面と殻蓋の境界付近に認められる（中・下の写真
　　の矢印）。擬結節は殻面に対して沈降しているので、
　　周りの胞紋に焦点があっている時、ぼんやりとした円
　　形に見える。
　　殻周縁にはほぼ等間隔で唇状突起が環状に配列
　　する。
　　殻中心には歪な環状の無紋域と環状内に数個の胞
　　紋が存在する（上の写真）。
　・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×500（上・中の写真）、×1000（下の写真）　
　・スケールバーは白抜き線は50μm、黒実線は10μm

　アクチノキクルス属 07-03
　(Actinocyclus sp.)

　殻径；69μm
　胞紋列密度；11-13/10μm
　胞紋密度；8-11.5/10μm
　　　殻周縁部：13-14/10μm
　周縁部唇状突起間距離；11.7-16.6μm
　特徴；殻面は若干同心円状にうねる。
　　胞紋は束状かつ放散状に配列し（中・下の写真）、
　　殻中心に近づくにつれ殻中心を中心とした同心円
　　状の配列も認められる（下の写真）。
　　胞紋密度は殻周縁部で徐々に細かくなる。
　　擬結節（pseudonodulus）は小孔の集合体からなり、
　　殻面と殻蓋の境界付近に認められる（上・中の写真
　　の矢印）。擬結節は殻面に対して沈降しているので、
　　周りの胞紋に焦点があっている時、ぼんやりとした円
　　形に見える。
　　殻周縁にはほぼ等間隔で唇状突起が環状に配列
　　する（上・中の写真）。
　　殻中心には環状の無紋域と環状内に数個の胞紋
　　が存在する（下の写真）。
　・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm