Since 2005/9 Copyright 2017 ねこのしっぽラボ
タラシオシラ属 03-04 (Thalassiosira sp.)
殻径；15.8μm
胞紋密度；13.5-14/10μm
特徴；殻面は平坦で、胞紋は3方向に直線状に並ぶ。
胞紋密度は殻面を通してほぼ変化は無い。
殻周縁部に楕円形の孔を持つ突起が1個存在する
（下の写真矢印）。これは唇状突起である。
この標本はTomas（1997）のThalassiosira lineata
と同様の胞紋配列をするが、胞紋密度はより細かい。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・Tomas, C.R., 1997. Identifying marine phytoplankton, Academic Press.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
タラシオシラ属 03-01 (Thalassiosira sp.)
殻径；12.4μm
胞紋密度；10.5-11/10μm
特徴；殻面は平坦で、胞紋は3方向に直線状に並ぶ。
胞紋密度は殻面を通してほぼ変化は無い。
・採取地；兵庫県南部大蔵海岸（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
タラシオシラ属 03-03 (Thalassiosira sp.)
殻径；10.7μm
胞紋密度；11-12/10μm
特徴；殻面は平坦で、胞紋は3方向に直線状に並ぶ。
胞紋密度は殻面を通してほぼ変化は無い。
タラシオシラ属03-01・03-02の標本と共に殻の大き
さ、胞紋の配列、胞紋密度がTomas(1997)に記載さ
れているThalassiosira lineataと一致するが、光学
顕微鏡下では殻全体に散在する有基突起は観察で
きなかった。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
タラシオシラ属03
Thalassiosira sp.
タラシオシラ亜綱(Thalassiosirophycidae) タラシオシラ目(Thalassiosirales) タラシオシラ科
(Thalassiosiraceae) タラシオシラ属(Thalassiosira)のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面観は円形で、平坦である。
・胞紋は胞紋列を作り、直線状に三方向に伸びる。
・光学顕微鏡では殻周縁部に棘状突起は認められない。
以上の特徴はTomas(1997)に記載されているT. lineata の特徴と一致していますが、前述の文
献に記述されている「殻全体に散在する有基突起」は光学顕微鏡下では認められませんでした。
以上のことから、このサイトではThalassiosira sp.としています。
この分類群は海水域で見られます。
タラシオシラ属 03-02 (Thalassiosira sp.)
殻径；29.4μm
胞紋密度；7.5-8/10μm
特徴；殻面は平坦で、胞紋は3方向に直線状に並ぶ。
胞紋密度は殻面を通してほぼ変化は無い。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
↓
