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タラシオシラ属 29-03
（Thalassiosira singularis Sheshukova-Poretzkaya）
特徴；殻面は円形、殻周縁に棘は無い。
胞紋は多角形でほぼ直線状に配列し、胞紋密度は殻を通して概ね一定で
ある。
殻周縁では複数個の胞紋が長く伸びる(2172a)。
殻中心には他の胞紋より小さく焦点深度の異なる小孔が1個存在する。
殻径；22.5μm
胞紋密度；9/10μm
・採取地；北海道石狩地域(中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
タラシオシラ属 29-01
（Thalassiosira singularis Sheshukova-Poretzkaya）
特徴；殻面は円形で表面は平坦、殻周縁に棘は無い。
胞紋は直線状に配列し、複数個の胞紋は殻周縁で長く伸びる(2178b)。
殻中心には他の胞紋より小さく焦点深度の異なる小孔が2個存在する。
殻径；16.1μm
胞紋密度；9-9.5/10μm
・採取地；北海道石狩地域(中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
タラシオシラ属29
Thalassiosira singularis
タラシオシラ属 29-02
（Thalassiosira singularis Sheshukova-Poretzkaya）
特徴；殻面は円形で表面は概ね平坦、殻周縁に棘は無い。
胞紋はやや直線状に配列し、複数個の胞紋は殻周縁で長く伸びる
(2131a・c)。
殻中心には他の胞紋より小さく焦点深度の異なる小孔が2-3個存在する。
この標本では殻周縁で伸びる胞紋の位置は2枚の殻で180°ほど異なる
(2131aでは右下・2131cでは左上)。
殻径；18.0μm
胞紋密度；8.5-9.5/10μm
・採取地；北海道石狩地域(中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
バシラリア亜門(Bacillariophytiae) チュウカンケイソウ綱(Mediophyceae) タラシオシラ目
(Thalassiosirales) タラシオシラ科(Thalassiosiraceae) タラシオシラ属(Thalassiosira)のうち、
Thalassiosira singularisを掲載します。この分類群は以下の特徴を持ちます。
・殻周縁の一部で胞紋が連続して縦長に伸びる。
・縦長の胞紋を除くと、殻面全体を通して胞紋大きさは同じくらいである。
・殻周縁には棘状突起が無い。
この分類群の産出は大部分が最後期中新世の層準に限られるとされています。
このページに掲載されている標本は北海道石狩地域の堆積層から採取した個体です。
参考文献；
・Akiba, F., 1985. Middle Miocene to Quaternary diatom biostrtigraphy in
the Nankai trough and Japan
trench, and modified lower Miocene through Quaternary diatom zones for
Middle-to-High latitudes
of the North Pacific. Inicial Reports of the Deep Sea Drilling Project.
87, 393-481.
・南雲 保，鈴木秀和，佐藤晋也, 2018., 珪藻観察図鑑., 誠文堂新光社.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
ページ作成および更新情報
作成日：2023.10.29
最終更新：2024.02.24 NEW
タラシオシラ属 29-04
（Thalassiosira singularis Sheshukova-Poretzkaya）
特徴；殻面は円形、殻周縁に棘は無い。
胞紋は多角形で概ね直線状に配列し、胞紋密度は殻を通して一定である。
殻周縁では複数個の胞紋が長く伸びる(2172a・b)。
殻中心には他の胞紋より小さく焦点深度の異なる小孔が3個存在する
(2179a)。
殻径；38.9μm
胞紋密度；7-7.5/10μm
・採取地；北海道石狩地域(中新世の海成層)
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
