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ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
ルチコラ属 02-02 (Luticola goeppertiana （Bleisch）D.G.Mann？)
殻長；20.6μm
殻幅；6.7μm
条線密度；19-20.5/10μm
胞紋密度；20.5-22.5/10μm
特徴；条線は胞紋列からなり、殻を通して強い放散状に配列する。
胞紋は円形である。
軸域はやや狭く、殻中央をほぼまっすぐに走り、殻端に行くに従い幅が狭くなる。
縦溝は殻中心側端部は遊離点とは反対側に曲がって終わる。
中心域は横長で、片側殻縁寄りに1個の横長の孔（遊離点）が認められる。
以上の特徴は、Round et al.(1990)のLuticola属と一致し、渡辺（2005）の
Navicula goeppertiana基本種と類似するが、やや殻幅が狭く、条線密度が若干粗い。
・採取地；滋賀県北部余呉湖
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) ディアデスミス科(Diadesmidaceae)
ルチコラ属(Luticola) L. goeppertianaとそれに類似した分類群を掲載します。
この分類群は主に以下の特徴を持ちます。
・殻面は披針形または楕円形で、殻端は楔形、末端は平らである。
・胞紋は円形で胞紋列を作り、胞紋列（条線）は殻を通して放散状に配列する。
この分類群は淡水域（河川（北海道東部）、湖沼（茨城県南部・滋賀県北部））で認められました。
ルチコラ属02
Luticola goeppertiana
ルチコラ属 02-01 (Luticola goeppertiana （Bleisch）D.G.Mann？)
殻長；19.7μm
殻幅；7.0μm
条線密度；22.5-23.5/10μm
胞紋密度；17-21/10μm
特徴；条線は胞紋列からなり、殻を通して強い放散状に配列する。
胞紋はやや円形である。
軸域はやや狭く、殻中央をほぼまっすぐに走る。
縦溝は殻中心側端部は同方向に曲がって終わり、殻端側ではフック状に曲がる。
中心域は横長で、殻縁には達しない。
これらは、Round et al.(1990)のLuticola属の特徴と一致し、渡辺（2005）の
Navicula goeppertiana基本種と類似するが、光学顕微鏡下では殻中心に遊離点を
観察できなかった。
この種は同種異名にLuticola goeppertianaを持つ。
このサイトではLuticola goeppertianaを使用する。
・採取地；北海道東部釧路川
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・渡辺仁治, 2005. 淡水珪藻生態図鑑, 内田老鶴圃.
製作者：NaCl & Au
ルチコラ属 02-03
(Luticola goeppertiana （Bleisch）D.G.Mann)
殻長；21.4μm
殻幅；7.9μm
条線密度；20-20.5/10μm
胞紋密度；20-23/10μm
特徴；条線は胞紋列からなり、殻を通して強い放散状に配列する。
胞紋は円形である。
軸域はやや狭く、殻中央をほぼまっすぐに走り、殻端に行くに従い幅が
狭くなる。
縦溝は殻中心側端部は遊離点とは反対側に曲がって終わる。
中心域は横長で、片側殻縁寄りに1個の横長の孔（遊離点）が認められる。
以上の特徴は、Round et al.(1990)のLuticola属と一致し、渡辺（2005）の
Navicula goeppertiana基本種と一致する。
・採取地；茨城県南部霞ケ浦（海跡湖）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
