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カビヌラ属 03-04 (Cavinula sp.)
殻長；28.5μm
殻幅；6.9μm
条線密度；19-20.5/10μm
特徴；殻端は尖らずに丸まる。
条線間の距離は殻中心付近で明瞭に広い。
軸域は明瞭で狭く、その幅は殻端に行くに従い若干狭くなる。
縦溝は殻中央を若干蛇行しながら走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、
殻端付近で縦溝の幅は急に狭くなり、両端とも同方向にフック状に曲がる。
中心域は軸域は少し広がる程度で小さな縦長の楕円形で、殻は肥厚化する。
・採取地；茨城県南部霞ケ浦（海跡湖）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ページ作成および更新情報
作成日：2020.03.29
最終更新：2020.03.29 NEW
カビヌラ属 03-02 (Cavinula sp.)
殻長；17.7μm
殻幅；5.9μm
条線密度；19-22.5/10μm
特徴；条線間の距離は殻中心付近で明瞭に広い。
軸域は明瞭でやや狭く、その幅は殻端に行くに従い狭くなる。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻端付近でその幅は狭くなり、
縦溝端部は中心側も殻端側も孔を作る。
中心域は軸域がわずかに広がる程度である。
・採取地；茨城県南部霞ケ浦（海跡湖）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
カビヌラ属 03-03 (Cavinula sp.)
殻長；22.9μm
殻幅；6.9μm
条線密度；19-23.5/10μm
特徴；条線間の距離は殻中心付近でやや広い。
条線密度は殻端に行くに従い細かくなる。
軸域はやや狭く、その幅は殻端に行くにほど若干狭くなる。
縦溝は若干緩やかに蛇行しながら走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、
殻端側端部は少し曲がる。
中心域は軸域は少し広がる程度で小さな縦長の楕円形で、殻は肥厚化する。
・採取地；茨城県南部霞ケ浦（海跡湖）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・渡辺仁治, 2005. 淡水珪藻生態図鑑, 内田老鶴圃.
製作者：NaCl & Au
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
カビヌラ属03
Cavinula sp.
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) カビヌラ科(Cavinulaceae)
カビヌラ属(Cavinula)のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は細長い楕円形で、殻端は尖らずに丸まる。
・条線は殻を通して放散状で、条線間の距離は殻中心で比較的広くなる。
・光学顕微鏡下で胞紋の観察は困難、または認められない。
・縦溝の殻中心側両端部の間の距離は普通くらいである。
これらの分類群は淡水域（湖沼（茨城県南部)）で認められました。
カビヌラ属 03-01 (Cavinula sp.)
殻長；15.7μm
殻幅；6.0μm
条線密度；21-23.5/10μm
特徴；条線密度は殻中心付近で比較的粗い。
軸域は顕著で狭く、その幅は殻を通してほぼ変わらない。
縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わり、殻端
側端部は殻末端には達しないようにみえる。
中心域はないように見える。
・採取地；茨城県南部霞ケ浦（海跡湖）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
