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ページ作成および更新情報
作成日:2017.09.30
最終更新:2017.09.30
セミナビス属04
Seminavis sp.
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) ナビクラ科(Naviculaceae)
セミナビス属(Seminavis)のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は背側殻縁が緩い「く」の字に湾曲し、腹側殻縁は直線状の三日月形である。
・条線はおおむね平行に配列する。
・縦溝は殻中心から殻端にかけて背側にゆるく湾曲する。
これらの分類群は汽水域(茨城県中部)で認められましたが、海域から流入した個体の可能
性があります(2011年4月初旬採取試料)。
セミナビス属 03-01 (Seminavis sp.)
殻長;40.2μm
殻幅;6.4μm
条線密度;腹側 14-19.5/10μm 背側 18-20.5/10μm
特徴;殻面は背腹性を持ち、殻末端はやや丸みを帯びる(1631b・c)。
条線はおおむね平行に配列する。
条線密度は殻端付近でやや細かく、また、背側より腹側の密度の方が粗い。
軸域はやや狭く、腹側殻縁沿いを走る。
縦溝は線状の溝とその両脇を走る線状の畝からなり、軸域の腹側殻縁側に寄った位置をそれぞれ緩い
弧状を描いて走る(1631b・c)。
上の写真は殻帯面である。殻を横切るように条線が平行に配列する。
・採取地;茨城県中部涸沼(汽水)
・封入剤;カナダバルサム
・撮影倍率;×1000
・スケールバーは10μm
*分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献;
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者:NaCl & Au