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ジャイロシグマ属 03-01 (Gyrosigma sp.)
殻長；96.3μm
殻幅；15μm
条線密度；殻横断方向 18-20/10μm 殻縦断方向 20-20.5/10μm
特徴；殻末端は丸みを帯びる。
条線は殻横断方向、縦断方向共におおむね平行に配列する。
条線密度は殻を通して大きな変化は無い。
軸域は非常に狭く、殻端でわずかにV字形に幅が広がる。
縦溝は殻中央を殻形におおむね平行に走る。
中心域は縦長のやや広い楕円形で、殻縁側両脇に細い畝が存在する。
・採取地；北海道東部釧路川
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ジャイロシグマ属 03-02 (Gyrosigma sp.)
殻長；106.0μm
殻幅；14μm
条線密度；殻横断方向 19.5-21/10μm
殻縦断方向 19.5-21.510μm
特徴；殻面は細い披針形で殻端は嘴形である。
条線は殻横断方向、縦断方向共におおむね平行に配列する。
条線密度は殻を通して大きな変化は無い。
縦溝は殻中央を殻形におおむね平行に走り、殻端側端部を囲むよう
に畝状に隆起した円形の隆起した構造が認められる。
中心域は縦長のやや小さい楕円形で殻縁側両脇に線状の畝が存在
する。
ジャイロシグマ属03-01の標本と比べて殻形は細身であるが、殻端
付近で両殻縁が湾曲する点、条線の様相や縦溝の走り方などは類
似する。
・採取地；北海道東部釧路川
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) プレウロシグマ科(Pleurosigmataceae)
ジャイロシグマ属(Gyrosigma) のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は披針形で、殻全体はS字形に湾曲する。
・殻端で楔形で、両殻縁は共に湾曲する。
・条線は殻を横断する方向と殻を縦断する方向に伸び、両者の条線密度は同程度である。
・殻中心付近で縦方向に走る条線は殻縁側に膨らむように乱れる。
これらの分類群は淡水域（河川（北海道東部））で認められました。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
ジャイロシグマ属03
Gyrosigma sp.
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
