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マストグロイア属 03-02 (Mastogloia sp.)
殻長；37.9μm
殻幅；8.8μm
房室（chamber）密度；9.5-10/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた披針形である。
縦溝は殻長軸方向の中央を若干蛇行しながら走る。
縦溝は殻中心側端部は同じ方向に頭をもたげて終わる。
軸域は狭く明瞭である。
殻縁に沿って並ぶ房室は比較的幅が狭く、おおむね同じ大きさである。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
マストグロイア属 03-04 (Mastogloia sp.)
殻長；34.6μm
殻幅；11.1μm
房室（chamber）密度；10.5-11.5/10μm
特徴；殻面は披針形で、殻端は楔形である。
条線は光学顕微鏡下では観察できないほど細かい。
縦溝は殻長軸方向の中央を若干蛇行しながら走る（1556b）。
縦溝は殻中心側端部は同方向に頭をもたげて終わる（1556b）。
軸域は狭く明瞭で、殻を通してその幅は一定である。
殻縁に沿って並ぶ房室は比較的幅が狭く、おおむね同じ大きさであるが、
房室の奥行きは片方の殻端でのみ、殻端に近づくにつれ、広がるように
見える（1556aの下側殻端付近）。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
マストグロイア属03
Mastogloia sp.
タイプ1
・殻中心で軸域が楕円形またはひし形に広がる。
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) マストグロイア目(Mastogloiales) マストグロイア科(Mastogloiaceae)
マストグロイア属(Mastogloia)のうち、以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は披針形または細長い披針形である。
・条線密度は非常に細かく、光学顕微鏡では観察できない。
・房室（chamber）は殻縁に沿って並び、殻端付近まで存在し、1つの房室の幅と奥行きが狭い。
この分類群は海域（日本海（山口県北部）、太平洋（茨城県北部）、瀬戸内海（大阪府南部））で認められ
ました。
タイプ2
・軸域は殻を通して幅が一定で、中心で広がらない。
・房室は片方の殻端でのみ、殻端に近づくにつれ、奥行きが広がる。
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
マストグロイア属 03-03 (Mastogloia sp.)
殻長；39.6μm
殻幅；9.6μm
房室（chamber）密度；8-9/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた細長い披針形で、殻端は楔形である。
条線は光学顕微鏡下では観察できないほど細かい。
縦溝は殻長軸方向の中央を若干蛇行しながら走る（729a・d）。
縦溝は殻中心側端部は同方向に頭をもたげて終わり、殻端では殻末端を経て殻蓋へと続く（729a・d）。
軸域は狭く明瞭で、殻中心で幅が広がる。
殻縁に沿って並ぶ房室は比較的幅が狭く、おおむね同じ大きさで殻端付近まで認められるが、殻端には
無い。（729c）。
・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
マストグロイア属 03-01 (Mastogloia sp.)
殻長；25.3μm
殻幅；8.9μm
房室（chamber）密度；9.5-11/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた披針形で、殻端は楔形である。
条線は光学顕微鏡下では観察できないほど細かい。
縦溝は殻長軸方向の中央を若干蛇行しながら走る（501c）。
縦溝は殻中心側端部は同方向に頭をもたげて終わり、殻端では殻末端を経て殻蓋へと続く（501c）。
軸域は狭く明瞭である。
殻縁に沿って並ぶ房室は比較的幅が狭く、おおむね同じ大きさで殻端付近まで認められるが、殻端には
無い（501b）。
・採取地；大阪府南部淡輪海水浴場（瀬戸内海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
