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ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
マストグロイア属 04-03 (Mastogloia sp.)
殻長；25.5μm
殻幅；7.4μm
房室（chamber）密度；6-6.5/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた披針形で、殻端は弱く引っ張り出される。
条線は光学顕微鏡下でかろうじて観察できるが、計測は困難であった。
条線は殻を通して平行に配列する。
縦溝は殻長軸方向の中央を走り、殻中心側端部は孔を作る（1554b）。
縦溝の殻中心側端部間の殻は肥厚化する。
軸域は狭く、その幅は殻を通しておおむね一定である。
房室は殻縁に沿って並び、幅は比較的広いが、奥行きは狭いため、横長の
長方形や平行四辺形となる（1554a）。
房室の密度は比較的粗い。
房室は殻端付近まで認められるが、殻端には存在しない。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
マストグロイア属04
Mastogloia sp.
マストグロイア属 04-01 (Mastogloia sp.)
殻長；23.2μm
殻幅；7.2μm
条線密度；25-27/10μm
房室（chamber）密度；6.5-7.5/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた披針形で、殻端は弱く引っ張り出される。
条線は光学顕微鏡下でかろうじて観察でき、殻を通して平行に配列する。
条線密度はかなり細かい。
縦溝は殻長軸方向の中央を走り、殻中心側端部は孔を作る（1557c）。
軸域は狭く、その幅は殻を通しておおむね一定である。
房室は殻縁に沿って並び、横長の四角形または平
行四辺形のような形である（1557bの殻の上側は房室が平行四辺形、
下側は長方形であるように見える）。
房室の幅は比較的広いが、奥行きは狭い。房室の密度は比較的粗い。
房室は殻端付近まで認められる。
この標本は下側殻端が藻類に付着した状態である。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) マストグロイア目(Mastogloiales) マストグロイア科(Mastogloiaceae)
マストグロイア属(Mastogloia)のうち、以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は披針形、殻端は嘴形である。
・房室（chamber）は殻縁に沿って並び、房室の幅は比較的広いが、奥行きは狭い。
この分類群は海域（日本海（山口県北部））で認められました。
マストグロイア属 04-02 (Mastogloia sp.)
殻長；23.3μm
殻幅；5.8μm
条線密度；20.5-22/10μm
房室（chamber）密度；4.5-5/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びたやや細長い披針形で、殻端は引っ張り出され、
若干上下非対称である。
条線は光学顕微鏡下でかろうじて観察でき、殻を通して緩い放散状に配列
する（1548b）。
条線密度は比較的細かい。
縦溝は殻長軸方向の中央を走り、殻中心側端部は孔を作り、同方向に
若干頭をもたげて終わる（1548b）。
軸域は狭く、その幅は殻を通しておおむね一定である。
房室は殻縁に沿って並び、幅は比較的広いが、奥行きは狭い横長の形を
呈する（1548a）。房室の密度は粗い。房室は殻端付近まで認められる。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
