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プラコネイス属 02-02 (Placoneis clementis (Grunow) Cox)
殻長；25.9μm
殻幅；10.2μm
条線密度；10-15.5/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた披針形である。
殻端はやや嘴形に突出する。
条線は殻を通して放散状に配列し、殻中心域付近の条線は若干湾曲する。
条線密度は殻端に行くに従い細かくなる。
軸域は狭く、殻中央をまっすぐに走る。
縦溝の殻中心側端部は孔を作って終わり、両端部間の殻は肥厚する。
中心域は横長の楕円形で、中心より片側殻縁に寄った位置に2個の孔が認めら
れる（写真の中心域左側）。
・採取地；茨城県中部涸沼（汽水）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
プラコネイス属 02-01 (Placoneis clementis (Grunow) Cox)
殻長；18.1μm
殻幅；8.6μm
条線密度；12-14/10μm
特徴；殻面は太い披針形または楕円形である。
殻端はやや嘴形に突出し、殻末端は尖る。
条線は殻を通して放散状に配列し、殻中心域付近の条線は若干湾曲する。
条線密度は殻端に行くに従い細かくなる。
軸域は狭く、殻中央をまっすぐに走る。
縦溝の殻中心側端部は孔を作って終わり、両端部間の殻は肥厚する。
中心域は横長の楕円形で、中心より片側に寄った位置に2個の孔が認められる
（写真(1627a)の中心域右側）。
・採取地；茨城県中部涸沼（汽水）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) キンベラ目(Cymbellales) キンベラ科(Cymbellaceae)
プラコネイス属(Placoneis) P. clementisを掲載します。
この種は主に以下の特徴を持ちます。
・殻面は披針形で、殻端は突出して尖った嘴形となる。
・中心域の片側に2個の孔が存在する。
この分類群はRound et al.(1990)のPlaconeis属の特徴を持ち、渡辺（2005）のNavicula
clementisの特徴と一致します。N. clementisはPlaconeis clementisの同種異名です。
これらの分類群は汽水域（湖沼（茨城県中部））で認められました。
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
・渡辺仁治, 2005. 淡水珪藻生態図鑑, 内田老鶴圃.
製作者：NaCl & Au
プラコネイス属02
Placoneis clementis
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
