ナビクラ属02

　ナビクラ属 02-01　(Navicula capitatoradiata Germain)

　殻長；32.7μm
　殻幅；7.8μm
　条線密度；14.5-15.5/10μm
　特徴；殻面は丸みを帯びた披針形で、殻端は嘴形伸長形に突出し、末端は若干幅が
　　広がり丸みを帯びる。
　　条線は殻中心から殻端にかけて、放散状、平行、収れん状へと移行する。
　　軸域は非常に狭く、畝状に隆起する。
　　縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わる。
　　中心域は縦長で狭く、殻縁側は長短交互に配列する条線に囲まれる。
　・採取地；群馬県南部温井川
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) ナビクラ科(Naviculaceae)
　ナビクラ属(Navicula) N. capitatoradiataを掲載します。この種は主に以下の特徴を持ちます。
　・殻面は丸みを帯びた披針形で、殻端は嘴形伸長形に突出する。
　・条線は殻中心から殻端に行くに従い、放散状、平行、収れん状へと移行していく。
　・中心域は縦長で狭く、殻縁側は長短交互に配列する条線に囲まれる。
　これらの分類群は淡水域（河川（群馬県南部・和歌山県北部））で認められました。

　ナビクラ属 02-02　(Navicula capitatoradiata Germain)

　殻長；35.0μm
　殻幅；7.6μm
　条線密度；14-15/10μm
　特徴；殻面は丸みを帯びた披針形で、殻端は嘴形伸長形に突出し、末端は
　　若干幅が広がり、丸みを帯びる。
　　条線は殻中心から殻端にかけて、放散状、平行、収れん状へと移行する。
　　軸域は狭く、畝状に隆起する。
　　縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わる。
　　中心域はほとんどない。
　・採取地；和歌山県北部紀ノ川
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm

　ナビクラ属 02-03　(Navicula capitatoradiata Germain)

　殻長；35.7μm
　殻幅；7.8μm
　条線密度；13.5-15/10μm
　特徴；殻面は丸みを帯びた披針形で、殻端は嘴形伸長形に突出し、末端は
　　若干幅が広がり、丸みを帯びる。
　　条線は殻中心から殻端にかけて、放散状、平行、収れん状へと移行する。
　　軸域は狭く、畝状に隆起する。
　　縦溝は殻中央をまっすぐに走り、殻中心側端部は孔を作って終わる。
　　中心域は縦長で狭く、殻縁側は長短交互に配列す
　　る条線に囲まれる。
　・採取地；和歌山県北部紀ノ川
　・封入剤；カナダバルサム
　・撮影倍率；×1000　
　・スケールバーは10μm