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バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) ナビクラ科(Naviculaceae)
ナビクラ属(Navicula) のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は非常に長く、細い披針形で、殻端は楔形で末端は尖る。
・条線はおおむね平行に配列し、軸域を軸に左右で互い違いに並ぶことが多い。
・中心域は狭く、楕円形または四角形である。
Krammer＆Lange-Bertalot(1999)のNavicula cancellata と非常によく似ている。今後、N. cancellata か
どうか詳細に検討する必要があります。
これらの分類群は海岸域（太平洋（茨城県北部））で認められました。
ナビクラ属 23-02 (Navicula sp.)
殻長；62.5μm
殻幅；6.1μm
条線密度；9-10/10μm
特徴；条線は平行に配列し、軸域の左右で互い違いに並ぶ。
条線密度は殻端付近で若干細かくなる。
軸域は非常に狭く、畝状に隆起し、殻中央を真直ぐに走り、殻中心付近でわず
かに幅が広がる。
縦溝は殻中心側端部は孔を作って終わる。
中心域は認識できない。
・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
参考文献；
・Krammer, K. and Lange-Bertalot, H., 1999. Susswasserflora von Mitteleuropa,
Bacillariophyceae1.
Spektrum AKADEMISCHER VERLAG.
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
ナビクラ属23
Navicula sp.
ナビクラ属 23-03 (Navicula sp.)
殻長；70.5μm
殻幅；7.9μm
条線密度；9-11/10μm
特徴；条線は緩い放散状に配列し、軸域の左右で互い違いに並ぶ。
条線密度は殻端付近で若干細かくなる。
軸域は非常に狭く、畝状に隆起し、殻中央を真直ぐに走る。
縦溝は殻中心側端部は孔を作って終わる。
中心域は横長の楕円形で狭い。
・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
ナビクラ属 23-01 (Navicula sp.)
殻長；60.2μm
殻幅；6.8μm
条線密度；9.5-10.5/10μm
特徴；条線は緩い放散状に配列し、軸域の左右で互い違いに並ぶ。
条線密度は殻端付近で若干細かくなる。
軸域は非常に狭く、畝状に隆起し、殻中央を真直ぐに走り、殻中心付近で
わずかに幅が広がる。
縦溝は殻中心側端部は孔を作って終わる。
中心域は狭い四角形である。
・採取地；茨城県北部平磯（太平洋）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
