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ナビクラ属19
Navicula sp.
ページ作成および更新情報
作成日：2017.09.30
最終更新：2017.09.30
＊分類群の同定につきましては、ご同定や分類群変更等に対応できていない場合があります。
ご了承ください。
バシラリア亜綱(Bacillariophycidae) ナビクラ目(Naviculales) ナビクラ科(Naviculaceae)
ナビクラ属(Navicula) のうち、主に以下の特徴を持つ分類群を掲載します。
・殻面は楕円形で、殻端はやや嘴形である。
・条線は平行に配列し、殻端では緩い放散状に配列する。
・中心域は無い。
これらの分類群は海岸域（日本海（福井県西部・山口県北部））で認められました。
ナビクラ属 19-02 (Navicula sp.)
殻長；29.4μm
殻幅；10.2μm
条線密度；10-11.5/10μm
条線密度；21.5-23.5/10μm
特徴；殻面は丸みを帯びた披針形、または楕円形である。
条線は縦長の胞紋を伴い、殻中心付近では平行に配列し、殻端付近では
緩い放散状に配列する。
軸域はやや狭く、畝状に隆起し、殻中央を真直ぐに走る。
縦溝は殻中心側端部は孔を作って終わり、殻端側では同方向に小さくフック
状に曲がって殻蓋へと続く。
中心域は無い。
・採取地；山口県北部深川湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
参考文献；
・Round, F. E., Crawford, R. M., and Mann, D. G., 1990. The diatoms, CAMBRIDGE.
製作者：NaCl & Au
タイプ1
・条線密度がタイプ2より明らかに細かい。
・縦溝の中心側端部は若干同方向に頭をもたげて終わる。
タイプ2
・条線密度がタイプ1よりも明らかに粗い。
ナビクラ属 19-01 (Navicula sp.)
殻長；21.6μm
殻幅；8.5μm
条線密度；15.5-18/10μm
特徴；条線は平行に配列し、殻端付近では緩い放散状に配列する。
条線密度は殻端付近で細かくなる。
軸域は狭く、畝状に隆起し、殻中央を真直ぐに走る。
縦溝は殻中心側端部は孔を作ってわずかに同方向に頭をもたげて終わる。
中心域は無い。
・採取地；福井県西部若狭湾（日本海）
・封入剤；カナダバルサム
・撮影倍率；×1000
・スケールバーは10μm
